キモノでこんにちは

アンティーク着物で過ごす日々。お出掛けしたり、小物を作ったり。

うつ病と着物ライフ〜前編〜

本日はご訪問ありがとうございます。

10月になってもまだまだ残暑、着物も夏着物を仕舞えない日々が続いています。

というコーデ関係の話はおいおいまたの機会にしまして、今日はなぜ20代で着物を着て過ごしているのか、のお話です。

 

 着物への興味

まず私が着物に興味を持ったのは2017年正月、家族写真を撮るために、祖母の着物を着せてもらった時です。そのときの着物がこちら。

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左は姉

この着物がとても気に入りいつかは自分で着たいと思っていました。

しかしその頃”普段着物”という言葉も知らず、「着物を着て過ごすなんておばあちゃんだけでしょ〜」などと考えておりこの可愛い着物も箪笥の奥に仕舞われていくのでした。


 社会人になる

2018年4月に社会人になり、上京。とある大きめな金融機関に就職しました。

そのころは「まじめに、しっかりと、頑張る」のが社会人だと思っていました。

でも会社はみんなそんなに頑張っていない。誰かがやってくれるとおもている。

古い慣習はそのまま。上下関係が全て。

自分の意思や頑張りは関係なく、頭を空っぽにして上の指示に従っていく。

それができればこの会社でもうまくいっていたのでしょうが、私はちょうど入社1年が経つ頃、このおかしな空間が耐えられなくなってしまいました。

 

うつ病になる

最初は電車に乗れなくなりました。乗った電車に乗り続けられず、途中下車してベンチやお手洗いで休むことが多くなりました。

次は夜に眠れなくなりました。長い長い夜を過ごす日々が続きました。

最後に人前に出られなくなりました。出掛けることが億劫でただひたすら寝転び天井を見つめていました。

不思議なことに会社に行くと症状が出なくなることが多いのです。

頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、という強迫観念からくる緊張感が体を動かすのです。

もう限界でした。

休職、そして帰省。着物への道。

お医者様から3ヶ月の休職を要するという診断書を頂き(それから何度も更新することになるのですが)、やっと会社を離れることになりました。

実家の仙台に戻り、通院を続けること1ヶ月。

最初は夜も眠れず、まっすぐ歩くこともできないので自転車にも乗れず、ただただ眠る日々を過ごしました。

そんなある日、Twitterで「モダン小町」さんのTweetを目にします。

 

こんな素敵なお店が仙台にあったとは!!!

病気のせいもあり、このころはハイテンションになりやすかったこともあり、すぐにここに行きたい!!!と次の日に来店を決意。

モダコマさんとの出会い、はじめてのマイ着物

早速次の日、5月30日にモダコマさんことモダン小町さんに来店することになります。

twitter.com

お店はアンティークを主として着物・帯・羽織、作家さん方の小物など素敵な商品が所狭しと並ぶ素敵なお店。

こんな世界が存在していたのか!と興奮したのを覚えています。

そこで初めてのマイ着物を購入することになります。

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初めて購入した絽の着物。着付けは見様見真似でぐちゃぐちゃ。

ここからどっぷり着物の世界にハマって行くことになります。

この日モダコマさんで「きもの番長」のトークショーのお話を聞き、なんだかわからないまま参加することにしました。

次回はきもの番長トークショーと着付けの話になります。

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。 

 

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